「梨花・可動版」 製作ガイド
首を上に向けられない代わりに腰が大きくスイングできます。
罰ゲーム用パーツはあくまでもオマケなので、着脱機構は考えられておりません。
金属線での取り付けもしくは接着等はご自由に。
(表情4種)
キットとは別に以下のものが必要です。
・イエローサブマリン関節技球体ジョイント(ライトフレッシュ)×2・(白)×2
・イエローサブマリンフレキシブルパイプ(肌) 小・大×各1
・ボークス造型村ポリキャップMM-UNIT 「PC-C」「PC-D」×各1
・ボークス造型村MM-UNIT 「ABS-D」×1
・ウェーブ B・ジョイント「BJ-04」×1
<組み立てガイド>
基本構造は羽入と同じです。併せてご覧ください。
→羽入・可動版
<頭部>
上方のPCパーツ取り付け用の凹みには3φランナーを挿しておくと
パーツが外れにくくなります。
髪パーツ側にも返しが付いているのでここで固定されます。
前髪の凹み穴には3ミリABSランナーを接着します。かなり長めです。
このように前髪-後ろ髪は接続されます。
ここの着脱により表情交換を行います。
こめかみ位置へ凹み穴をガイドに3.2ミリ穴を開けます。
揉み上げパーツにフレキシブルパイプ・小を嵌めます。
表情交換は揉み上げを外して行います。
赤丸位置に小さなガイドポッチが出ているので
ここへ金属線を打ってズレ防止にしています。
<ボディ>
腰に仕込む用に4φのPCパーツは画像の形状に切り出します。
側面の軸方向から見ると上方は半円を描きます。
肩用のPCパーツは長さ調整せずそのまま嵌めます。
(横軸の片側を短く残して回転防止にしています。)
腰のPCパーツ独特の粘りによる可動が確認出来たらシアノン等でガッチリ接着します。
<腕>
手首には2ミリ、ヒジには3ミリの穴を空けます。
手首の交換はボール部分で行いますが、
頻繁に交換するならばユルみ防止で軸根元部分からの交換法をどうぞ。
手首に挿すフレキシブルパイプ軸(大)は上のエンドパーツが長くて作業し易いのですが、
1ランナーに2本しか付いていないので、
切り出しを工夫してシアノン等で補強すれば代用出来ます。
二の腕に使うPCパーツは完全に円筒形ではなく、横軸を少し残しておきます。
これはソデに収める時に抜けにくくする為です。
半分にカットし、断面側を奥にして押し込みます。
ヒジ位置PCパーツ内径と球体ジョイントが干渉して深く挿せないので
内部を皿状に抉ってから挿します。
ポリパーツは粘りがあるので、メスでカットしてから
リューターで軽くヤスると良いでしょう。
肩周りのジョイント軸は短くて抜け易いので
端をシアノンで太らせると改善します。
<股関節>
今回は可動部に多種のポリキャップ・ABSパーツを使います。
まずは新型股関節の要、
ボークス造型村「MM-UNIT PC-D」です。
股関節をこのような構造にする為にPCパーツを切り出します。
股関節の4ミリボール軸を緑ラインの「♪形状」に切り出します。
このPCユニットは特殊な形状をしていてボールの中心軸がズレています。
これを利用して股関節幅を調整するので、必ず赤>青となるよう注意して下さい。
♪形状の補足です。、
赤丸位置をほんの少しだけ残すように切り出しています。
これはキャストパーツ内に収めた後の「すっぽ抜け防止」の引っ掛かりとなります。
上方の青丸部分は回転に支障が出ないように円柱状にしておきます。
これを左右2本分切り出したらパンツの中に納めてゆきます。
中央の間仕切りは薄いので破損に注意。
(ここまでの説明にはマルチの画像を使っていますが、構造は同じです。)
PCパーツ独特のやや粘りのある前後スイングが確認出来たら
シアノン等でガッチリ接着します。
どうやってもユルユルな時はキャストパーツ内部へ厚めにプライマーを塗ると良いでしょう。
これは2体分を同時に写した画像です。
腹部パーツと下半身ブロックの間に「BJ-04ボールジョイント受け軸」を挟み込み接着します。
矢印の位置に凹みがあり、ここに嵌ります。
4ミリボール軸は組み立て後に挿します。
<脚>
足付け根と足首は真っ直ぐに穴を空けますが、
ヒザ接続部分はこのようにナナメに軸穴を空けます。
羽入・梨花にはモモロール軸が無いのでマルチよりは簡略化されています。
両端ボールジョイント受け軸を3/4の長さにカットし、
ボール受け部分を最初から切れ目を入れておきます。
コレをモモパーツに嵌め、ボール接続します。
胴のスペーサーに3ミリ穴を開けて胴体接続の4ミリボール軸に通します。
このパーツはスキマ隠し目的なので浮動状態で構いません。
ボディに首を接着して3ミリ穴を開けます。
完成〜♪