「シエスタ姉妹兵」 製作ガイド

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シエスタ
45、410、00、556のコンパチヘッド+ボディ1体のセットです。
(45表情×4種、410表情×3種、00表情×2種、556表情×1種


キットとは別に以下のものが必要です。

・イエローサブマリン関節技ボールジョイント×1
・イエローサブマリン関節技球体ジョイント(白)×2
・イエローサブマリン関節技球体ジョイント(肌)×1
・イエローサブマリンフレキシブルパイプ(肌) 大×1
・ボークス造型村ポリキャップ「MM-UNIT PC-C」×1

・ウェーブ B・ジョイント「BJ-04」×1
・ウェーブ プラサポ「BJ-04」×1





*ウサミミは2体分の付属となります。




 

ヒザジョイントは8ミリ、
足首ジョイントは6ミリで繋ぎます。
(画像は右足を後ろから見たところです。)

ブーツ上端は3ミリのABSランナーを刺しておきます。



ブーツとの接続部分です。



ボークス造型村の「MM-UNIT PC-C」です。
内径3ミリのものを円筒形に切り出し、半分に切ってください。
コレをフトモモパーツ上下×左右計4箇所仕込みます。
あと、ランナー部分は肩内部のストッパーに使えます。


 

ボールジョイント受け軸(中)に切り出したポリキャップを繋げてフトモモ内部へ嵌めます。
ロール軸のはみ出しはカットします。



 

球体ジョイント6ミリのフタをする部分に1.5ミリ金属線を差し込んで接着してください。



ボディの股関節ジョイント取り付け用のガイド穴を空けて下さい。
斜めに傾いているのは
股関節ジョイントを曲げた時に、真下ではなくやや前方にフトモモ基部を移動させる為です。

 

オシリパーツがややキツいので、ボールとの干渉部分を削ると良いでしょう。

 

肩内部と同サイズのボールを同様に3ミリ穴を貫通させて
ボールジョイント内部に嵌めます。
股関節ジョイントとは
接着せず、このまま嵌めます。
(ボールは2個余りますがコレは予備用です。)



ロットによるものでしょうが、球体ジョイント受け軸がキツ過ぎて
ボールが嵌らないものがあります。
その時は受け軸内部のエッジを多少削ると良いでしょう。




股関節のジョイント構造部分を取り出したものです。
分かり易いように色は変えてあります。


 

胸と胴体の接続はボールジョイント中サイズです。
胴体側のボールはかなり深めに挿します。



リボンテール取り付け用に2ミリの穴を開けます。
ガイド穴は埋めてしまって、そこから1ミリほど下(接合ラインギリギリ)の位置から
斜め下方向に掘らないとスカート前方が上がってしまうようです。

 

リボンテールにも穴を開けボール軸を深く刺します。

 

胴体にスカートを通した上でボールジョイント受け軸を挿し、リボンテールを取り付けます。
これによりスカートは浮動状態となります。

受け軸と干渉するので、スカートに開いた穴の上方を大きめに切り欠いてください。


 

左肩に飾りヒモを2巻き分通す穴を開けます。
1.5ミリドリルで貫通させたあと、丸ヤスリで横長に広げます。




肩の可動構造は大河&七姉妹と同じです。
ここでは見やすいように赤ボールですが、商品は目立たない白成型となります。

異なるのは受け位置に肩パッドを挟み込む点です。

小さなパーツが不安定に密集しているので貼り合わせるのが難しそうですが、
最初に下半分をガッチリ接着してしまい、
上端に多少のスキマが出来ようが後から丁寧に埋めれば良い。
くらいの考えで良いと思いますよ。




本体とは接着せずこのようにプラプラ動かせるようにしておいて下さい。
根元は細くて折れ易いので、細い金属線での補強を推奨します。





コレは首接続パーツです。
今回はエンドパーツは頭部側のみとし、(構造が見易いように透明にしてあります)
胴体側はノーマルフレキシブルパイプに2ミリランナーを接着したパーツでを使います。




首の構造は7姉妹と同一です。
根元側のフレキシブルパイプを本体に取り付けてから、
襟、首、と順に組んでいきます。



肩の内部ボールの穴を真横に向け、腕を取り付けます。
この時肩側の軸を約1ミリカットすると丁度良い肩幅になります。




カフス内部(赤丸部分)にはL・Rの表記があります。
手首ボールの受け軸は半割り状態となっていて、
組み立て後にカフス内部に納めます。
ここで手首の表情交換を行うので接着はしません。

 

手首の根元を加工して手首の交換が出来るように加工します。
合わせダボをガイドにして2ミリドリルで貫通させ、
PCパーツの2ミリランナーを通します。

 

これで手首の交換が可能になりました。
袖の内部に納めます。



こちらは見栄えより可動を優先する場合の手首付け根製作法です。
内径2ミリのPCパーツを半分にカットし、ボールジョイント受け軸「小」に通します。



画像左が白カラーでまとめた
見栄え優先のキット版。
画像右が
可動重視のジョイント構成版。




肩の飾りヒモはEFFE線という0.32ミリ径のエナメル線で再現しています。
(必要な長さ分がキットに含まれます)
ここでは強引に接着してしまっていますが、被覆部分は接着剤が効き辛いので
出来れば表面の被覆部分を剥がしてから金属部分で接着すると良いでしょう。



コピックに巻きつけて楕円のクセを付けます。

 

起点を先に接着しておき、1巻き通した後で最終点も接着します。



ブローチ取り付け部分にはコード4本分の収納容積が必要なので2ミリ強の穴を広げておきます。



胸〜左肩へ繋がるヒモの準備です。
2つ折りにしたコードで弧を作り、胸に取り付ける部分(折り曲げ位置)に接着用のベロを作っておきます。

後から切れば良いので長めに準備しておきます。

  

位置関係を確認したら、丁度の長さでカットします。
肩側は先に接着したリングの下側に収めて接着します。

画像では長さをカン違いして取り付けていますね。
実際はもっと垂れるほどの長さがあります。





胸の穴は左肩側に向かってやや横長に抉っておくと付け易いです。

 

下に垂れるヒモの端部分を同様に接着します。



最後にピン部分をやや細めに削ったブローチを接着します。
この時、ブローチと本体がガッチリ接着される事でヒモの抜けを防止するので、
穴の内部は接着剤で十分に充填しておいて下さい。

*ここはコード取り付け時に一旦穴ごとシアノンで埋めてしまい、
ブローチのピンを切り取って貼った方が簡単なようです。




シエスタ00の前髪は、軸をカットしたフレキシブルパイプ・エンドパーツ(小)をボール部分に嵌めてから
前髪の凹み穴に納めます。



後ろ髪はダブルボールジョイントをブリッジさせて接続します。




00のサイド露出部分は髪の生え際を塗装する事で緩和できますが、
立体的に見栄えが良くなる修正法を紹介します。





髪パーツの5φランナーの中心部分を1ミリ厚にスライスしてさらに三角形状を切り出します。
(接続カーブは現物合わせで調整してください。)

 

これを画像の位置に貼り付けてスキマはシアノンで埋めた後、整形すればかなり目立たなくなります。
左右で同じ作業をしてください。








ボールジョイント接続は
「受け軸-PC」「ボール軸-プラ」の組み合わせが良いようです。
この組み合わせならば受け軸に切れ目を入れずに着脱がスムーズに出来ます。

シエスタ45後ろ髪へのジョイント仕込みは
「うみねこセット・煉獄B」製作ガイドを参考にしてください。


 

耳は内側から1ミリの位置にあるガイドを金属線に交換して補強後、
後ろ髪パーツに掘ってある溝をガイドに取り付けます。

  

耳の取り付け位置は接合ライン上にあるので、
前髪側にも溝が出来るようにドリルで穴を開け直しておきます。
前髪は金属線等で着脱可能にしておきます。


<追加工作・応用編>



周辺の強度確保が不安だった為、商品では再現されていませんが、
ボークス造型村ポリキャップ「MM-UNIT PC-C」
には「外径4ミリ内径2ミリ」のものが含まれているので、
これを前髪と後ろ髪の接続に埋め込むと良いでしょう。

後ろ髪に4ミリドリルで穴を開け、PCパーツを嵌めてはみ出しをカット。
前髪には2φ×5ミリ程度の軸をつければ十分です。

この方法はお団子大河や七姉妹・煉獄B等の「後ろ髪可動の無いタイプ」にも使えます。
(ノーマル大河、煉獄Aはダブルボール軸との容積上、無理みたいです。)






オデコ左右端との干渉(大河→七姉妹の間に頭部上端を絞り込んでいる為)
となる髪内部を、少し抉ってやれば大河にもプットオン可能です。





全パーツを組んで完成です。





武器関連は最初から準備していなかったので
「サポートパーツセット」にて検討中。




<股関節ボールメンテナンス法>



股関節に収めるボールが変形した時のメンテナンス方法です。
ロットによるものか、BJ受け軸が非常にキツく、楕円状に潰れてしまう場合があり、
脚が抜け易くなりますので、修正法の1例を。



楕円の長辺方向内部にシアノンを塗って固め(赤丸部分)、
3ミリドリルで穴を開け直します。



次に楕円の外側をヤスり、円形に近づけます。
これで元より1回り小さいサイズのボールとなります。





ボークス造型村の
「MM-UNIT ABS-D」をには4ミリボールがセットされているので、
これを開口して使うのも良いかもしれません。



 

もう1つはボールと股関節軸を接着してしまう方法ですが、
接着位置合わせがかなりカンに頼るのと、やり直しが効かない点、
ボール位置が固定になる為、関節のスキマが埋められない点で
設計段階で取りやめた経緯があったのでした。


少し外れ気味の位置、
ジョイント軸の円柱部分起点から3ミリ地点でボールのキワが来ます。
ジョイント軸があと1.5ミリ長ければピッタリ収まったであろう位置です。

あくまで自己責任で行う工作となりますが、
完全硬化するまで時間の取れる接着剤を使い、
ベスト位置をじっくり決めると良い結果が出ると思います。







fg作例
→http://www.fg-site.net/products/74667
→http://www.fg-site.net/products/79838




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